§A レイアウト水槽に持ち込む
「つもり」水槽からの脱却
水草水槽をスタートし、自分なりにレイアウトを作製してみたりお気に入りの水草を手に入れ育て増やすことに夢中になってゆく。趣味の水草水槽の世界では通常の成り行きとも言える。視点を変えると、気がつけば「レイアウト水槽はいずこへ?」的な水草育生水槽へと知らず知らずのうちに変わっていってしまっているものである。キャリアもそこそこあり、レイアウトから離れた人にとってふたたびレイアウト水槽を作製すること、水槽の立ち上げから何から体で知っているだけになかなか重い腰が上がらないものである。大きな決意や新たな情熱がふたたびわき起こることで突き動かされ、そして今、はじめて間もない人たちと一緒にキャリア組もそわそわし始めている?かもしれない。
こうした何物かは、自分の中から見出さなければならず、けっして他人が与えてくれるものではないことを強調しておきましょう。「楽しく水草ともしくは水草水槽と遊べてますか?」
自分の胸にそっと聞いてみてください。
重すぎる重圧
自然観
レイアウトセンス・配置
高度な育生テクニックとトリミング
岩組
水草ごとの育生条件や種類の把握
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コストなどなど、はじめて組のひとにとってのしかかる課題や重圧は決して小さくはないはずです。冷静に上を見て、自分との距離感を適切に推量することが出来るほどに、「自分はまだまだ・・」と思えてくるはずです。ここで、パワーダウンしてしまうひと、「よ〜しっ」と意気込むひと、千差万別かもしれません。
何が難しいのか?
必然的に、多かれ少なかれの育生条件の異なる水草を、同一環境(同一水槽)内で維持管理してゆかねばならぬ点。
任意の水草のコンディションに水槽を準備すると、一方の水草にとっての好みの条件から外れてしまい、その逆を試みると・・・・・
つまり、両者の中間をとったりまたそれ以上の気をつかわねばならない。同一水槽内であらゆる水草に対し目を向け処置しなければならない。そこには、沢山の種類の中からの『育生条件面』と『形状や展開の様子』などから最善と思える種類の選択を迫られる。リセットしよう!
どうせならパワーサンドを使おう!!
パワーサンドとアクアソイルを使う意味
ほぼ同一コンディションで立ち上がる
失敗例も比較的明確 ミミ(対処しやすい)
強力な肥料効果のおかげで育生面を強力にバックアップ
(追肥の心配もしばらくいらない)
低KH条件==広範囲な守備範囲(多くの水草の育生条件をカバー)
モモくわしい仕組みを知らずしても「育ってくれる!」
土壌バクテリアがわきやすく、気をつかうことが少ない
ママ「はじめて=不安」の多くの部分カバーしてくれる欠点(同時に知っておこう)
コケ・・・・どうせ出るので対処方法をあらかじめ知っておく
にごり・・・クリアーダシュで解決できる
外部濾過で濾材最上部にウールを使用する比重が軽いので、換水時に水を注ぐとき、
その水流のせいで底床を巻き上げやすい↓↓↓↓↓↓↓
テトラ社「P1フィルター」を導入ホースの先につける
(蛇口からホースで直接水槽に投入する場合)
手を添える、その他の底床を掘ってしまわない工夫をしっかりする
セッティング、その前に
水槽サイズ(設置スペースの確保・設置場所のロケーションと構図・その他)
底床の種類(作りたい水草水槽のコンディションが決まる)
何をしたいのか → 何をメインに育ててみたいのか、ネイチャー風かダッチ風か
必要器材
そして予算は?マママ 相談できる場所(人)があれば心強いですね!
(( 具体編 ))・・・番外編 ◯予算的問題(今回の心意気をそろえる)
水草を集める
素材を集める
育生器具をそろえる◯時間的問題
自分のライフスタイル
水草水槽にさける時間は?
水換えは週に何度なら可能か
照明時間(8時間)はどうしようか
朝つけて夕方消すか
昼つけて夜に消すか
夕方つけて深夜に消すか
夜帰ってからつけて朝出る前に消すか
時期的な問題
あたたかい時期かどうか
低温時期は底床の土壌バクテリアの活性が低い
換水用の水道水の温度は
これから夏場を向かえるのか
どの時期がいい悪いというのではなく、はじめた時期から向こう数ヶ月の起こりうる事柄をあらかじめ心して望もうよ、ということです。いつも、いわゆる「いい時期」に思い立ってリセットや新規設置が出来るわけではありません。やりたくなったときに先を見据えてある程度シミュレーションできれば、精神的にかなり楽になるはずです。 KEY-POINT!!
強い意志を持って、初志貫徹!!
途中でほかの水草やらに気をとられてしまうこともあろうと思いますが、あえて浮気することなく、突き進むべし。 水草水槽の前に今回の「テーマ」を張り紙にして掲げておく勢いで!!
失敗したくない・・・最小にして、最大のささやかな願いだったりする
よくある失敗例・・・あれもこれも(やりたい)・・・これにつきる
(例)
ヘアーグラスで草原を
グロッソスティグマを辺り一面に
流木を美しく組んでレイアウトを
さわりだけでもネイチャー風のレイアウトをわが家に
グリーンロターラで決めたい
本格的な岩組にチャレンジ
難種といわれる水草でレイアウトをきめてみたい
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などなど、やりたいことだらけ。目移り・興味本位 あぁ〜
自信がないほどに・・・・・テーマをしぼること!・・・・きわめて重要
2つ以上にチャレンジする→たいへんです
両者に気を配り、両者の条件をきっちりと整えなければならない。
しかもその条件を継続的に・・。それが3つ以上となると→考えたくもありませんね。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓(そして・・)
単植レイアウト水槽のすすめ
オンリー水槽:意外とシンプルにきれいにまとまる
そして、ひとつの種類の水草を、育生面・方向性(展開の様子・くせなど)をマスターできる→→大きな自信につながる ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
2種目に進む・・少しずつ自分の手中の種類が増える