かつて訪れたブラジル(1996〜1999)では、アピストは「カラジーニョ」(カラ:シクリッド、ジーニョ:ちっぽけな)でしか通じなかったのだが、いま漁師の間ではちゃんと「アピストグラマ」と言われているという。その他大勢であった魚種が採集ターゲットとして明確に地位が上がっている。
自然のモノを飼育すること、このことがブラジルの自然を守ることに直接つながっていること。森で生活する現地漁師にさかなを捕るという仕事を与えることで木々が伐採されずにすむという。つまり、仕事をなくした現地人は、おかれた現状で仕方なく木を切りそれを売るという。熱帯魚を採集させ続けることで守られるものがある。現地のさかなを飼育することがしいてはブラジルの森を守ることにつながっているという。
一方でインペリアルゼブラのように安売りされ消費されることで現地での個体数を激減させてしまう。しいてはブラジル環境省での「採集全面禁止」につながった例として、我々は胸に深く刻んでおかねばならない。現地の実情を正確に把握し伝えてゆくことが、大きな仕事のひとつとしてわたし自身で再認識させられました。
【山本氏 おすすめのアピストグラマ】
・ペルテンシス
・ゲフィラ
・ギビケプス
なんとか踏ん張って、これらの仕入れなどをせねばならなくなってしまいました・・・。(泪)
【山本氏提唱 "ワイルドアクアリウム"】
準備物
・葉っぱ
・小枝
・ホワイトサンド(細目 or パウダー状)
これらを使用し「レッドウォーターシステム」を作製し維持する。(笑)
【山本氏語録】
「アピストは歯磨きが大好きなんですねー!」
今後もどうぞブラジルの、そしてK2のおさかなたちを大切に飼育してあげてください。太くつながったルートの中で大事に扱い運ばれるそんなおさかなたちを、今後もしっかりとご提供してゆきたいと思います。